社長のテスト [山崎 将志]は営業のヒントになる

本屋で何か良い本がないかなぁって探していたら、帯に日経Bizアカデミー、日経プレミアPLUSで連載されていたのが書籍化と書いてあった本がありました。
別に日経で連載していたのを読んでいたわけでもなく、二つがどんなのかは知りません。
経済に詳しいだろう人が読んで好評だったのではないかと思い、即買いしました。



ベンチャー企業で責任者ポジションの地位にいる人が主人公。
社長が不在の中でのトラブル対応、同じ会社の人を引き抜いて起業を考えたり、騙されたり、そんなお話。
社会人2年目でまだまだ世間知らずなので、物語よりも細かいしぐさの方が気になってしまいました。

本を読むときは、ブックカバーを捨てて、付箋するのが面倒なので勉強になったポイントはドッグイアしています。
中古に売る気はありませんし。


ドッグイアポイント13個

1.他社に事業が売却されると部長以上の上司が入れ替わり、買収された会社の社員はの出世で部長以上になれる可能性はほぼゼロになる。

驚きました。確かに子会社とかってだいたい偉いポジションになる人って出向される人がなりますよね。


2.クレーム対応でお客先に行き、菓子を渡す場合ときは最後の方に。

菓子を渡す順番なんてあるんですね。


3.衣食足りて礼節を知る。

この主人公は新しいことの連続で疲れきっているので、ものすごく共感できます。


4.理不尽な要求に対しても、会社の方針を説明して、筋を通す。

ブレてないけない。


5.流通業の原価率はだいたい8割、ITはだいたい1割。利益率を考えると流通ビジネスで換算すると5倍以上の規模感のビジネスとして考えられる。

こうゆう視点はありませんでした。ホテル業界でも原価5割程度ですし、ビバレッジができそうですね。


6.メディアの人は差がついてから騒ぎ立てる。差がつく前に問題を指摘しなければ意味がない。

職場の人にも、結果が出てから「だからそれをしない方がいいって思ってたんだよね」っていうのがいます。きちんとリスクを考えられるようにしないと。


7.半額キャンペーンの効果は、利用客数5倍。商品の売り上げが2.5倍。

飲食店のクーポンって意外と集客効果があるんですね。逆に時給2倍キャンペーンなんてしたら、人が殺到するのでしょうか。ちょっとテストしてみたい効果です。


8.会食でカニみたいな食べるのに時間のかかるのは選んだらいけない。

待たせるっていうのはいけませんね。センスを磨いていかないと。


9.固定概念を変える方法で挑む。

業界の固定化されている事を壊す方法で開ける道があるわけです。


10.事業計画は定価販売を前提にしている。

確かに大企業は、ベンチャーのとっさの機転に反応出来ないですよね。


11.質問する場合は、自分が何を聞きたいのかをきちんとわかるようにする。

自分の糧に出来るようなことじゃないと時間の無駄に終わっちゃいます。特に気にしなくては。


12.顔のいい若い女がいると、男はだらしない格好をしない。特にIT業界において。

接客業とかではない限り、身だしなみっていうのはだらけがちになります。男は見栄をはりますから。


13.仕事は部分最適をして無駄をなくす。

この本では、データセンターから出る熱を冷却するのか、その熱を利用して別のビジネスを開拓するのかという話があります。自分の仕事で置き換えると、新たな付加価値をお客さんに提供できそうですし、別のお客さんに向けて何か出来そうで、良い発想でした。






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